みなさんは、大相撲、お好きですか?
テレビで見る大相撲やニュースでよく耳にする太鼓の音ですが、録音したものや効果音としてではなく、実際に、人が叩いているってご存知でしたか??
以前も少しお話しさせていただきましたが、高校時代の女友達3人で「やったことのないことにチャレンジする」シリーズを続けています。
五月に「人生初 大相撲観戦」をしてきました。
おすもうさんたちの体の大きさや取組みの迫力、国技館の建物の素晴らしさはもちろんですが、
ビックリしたのは、「やぐら太鼓」です。
この高~いやぐらに人がのぼり、実際に太鼓を、叩いていたのです!
録音したものを流しているとばかり思っていましたので、あの軽快な、高らかな太鼓の音が頭上から響いてきたときは、大感激でした。
そこでやぐら太鼓について知りたくなりいろいろと調べてみたところ、興味深いことが数々わかりましたので、ご紹介させていただきたいと思います。
まず、あの太鼓を叩いているのは「呼び出し」の方だそうです。それもビックリです。
叩き方にもさまざまあり、朝一番に聞こえるのは「寄せ太鼓」といって、さあさあおすもうが始まりますよ、みなさんどうぞ来てください、と呼びかける意味があるそうです。
そして終了後は「跳ね太鼓」といわれるもので、お客さんがテンデンバラバラに帰っていくさまを表しているのだとか。あしたもまた来てくださいね、という意味があるため、一日限りの興行や千秋楽の日には叩かれないそうです。
都会の雑音の中でも響き渡る太鼓の音ですが、現代より音の少なかったであろう江戸時代にはさぞ高らかに大きな音をとどろかせていたことでしょう。
江戸の町民がワクワクしながらお相撲を楽しんでいた姿が目に浮かぶようです。
***RI***